鵠沼Diary

平成29年度 卒業記念講演会

2018.02.28

2月28日に平成29年度共学12期生の卒業記念講演会が行われました。

演題:『心が躍る!数学と音楽』

講師:中島 さち子 先生

(steAm, Inc. CEO / 東京大学大学院数理科学研究科 特任研究員)

〈講師プロフィール〉

1979年生まれ。

1996年、日本人女性初の国際数学オリンピック金メダル獲得、翌年銀メダル獲得。

大学時代にジャズに出会い、東京大学理学部数学科卒業後、音楽家の道へ。2010年中島さち子TRIOとしてアルバム「Rejoice」リリース。

現在は音楽活動の他、Phoenix Consulting CEO室長として、グローバル人材育成支援に携わる。数学×音楽の講演・ワークショップ・執筆など幅広く活動。

〈STEAM教育とは〉

STEAM教育(スティームきょういく)とは、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Mathematics(数学)を統合的に学習する「STEM教育(ステム教育)」に、Art(芸術)を加えて提唱された教育手法である。STEAM教育は、STEMの4科目(科学、技術、工学、数学)を、関連する様々な教育分野に統合するという特徴を持つ。

【著書】

『人生を変える「数学」そして「音楽」』(講談社)

『すべての人の微分積分学』『ζの世界』(共著、日本評論社)

【CD】

『中島さち子TRIO “Rejoice” “希望の花 Flower Of Hope Original recording”』他

【Facebook】 https://www.facebook.com/sachiko.nakajima.376

【HP(music)】http://sachikomusic.web.fc2.com

 

パーカッション&ビブラフォン奏者の相川瞳先生(東京藝術大学音楽学部器楽科卒業)と一緒に、演奏を交えながら数学と音楽の関係性や楽しさを教えていただきました。

公演の最後には「高校・大学時代は人生の中でも感性が特に豊かで鋭敏な、宝のような青春時代。多く学び、多く体験し、多く挑戦&失敗し、心も頭も身体もいっぱい使って一緒に素敵な未来を創っていきましょう。世界(社会・大人)は捨てたものじゃない!未来を創るのは私達一人ひとり!」という熱いお言葉をいただきました。

◆生徒の感想より◆

・自分の中に新しい考え方が加わったような気がします。

・まさか音楽が数学と関係していたなんて思ってもいませんでした。

・「ド・ミ・ソ」がきれいなわけとか、音楽が発展していく過程とか、とてもおもしろかったです。

・数学はいろいろな考え方があり、答えが一つではないときもあることを学びました。

・一番心に残ったのは、バッハの『かにのカノン』でした。前から読んでも後ろから読んでも演奏できるというのは初めて知ったので、今後のレッスンで練習して引けるようになりたいと思った。

・紙を42回折ると月まで行けるという話は数学の授業でも聞いたことがあって、物理的に7回までしか折れないって聞いたけど一度試してみたいと思いました。

・特に最後の即興での演奏は本当にすごく、やっぱりプロだなぁと感じました。私は「夜の散歩」とかそんな感じのタイトルが浮かびました。

・私は今まで数学が苦手でなるべく避けるようにしていたのですが、今度からは数学的な視点から物事を考えるのに挑戦したいと思いました。

・私は心から熱中できるものがないので、私もさち子さんのように何かに打ち込めるものを見つけて、その道を究めるようなかっこいい生き方をしたいです。

 

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