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選手権2次予選1回戦後、9月16日にチームの引き継ぎをしました。最後に3年生から後輩たちへ託す思いを話してもらいました。少ない人数ですが、彼らが感じた事、考えていることを聞いて、あらためて成長ぶりに驚き、感心します。そして、今後の後輩たちに期待をつなぎます。　顧問　前野

部長の言葉と3年生たちの言葉の一部を紹介します。

★部長　古田★
鵠沼高校サッカー部を支え、応援して下さった方々、監督、コーチ、OB、学校の先生方、鵠沼高校の卒業生、在校生、保護者…本当に多くの人が僕たちサッカー部のためにサッカーができる環境を作って下さいました。決してグラウンドなどの設備が充実しているわけではないですが、サッカーができる素晴らしい環境を作って下さったのは一次予選突破の大きな要因となりました。そして、自分のために勝つ、チームのために勝つというのはもちろん、今まで指導して頂いた人のために、鵠沼高校サッカー部という歴史を作ってきた人たちのために、遠いところまでわざわざ足を運び、全力で応援してくれた人たちのために、試合に出られていないチームメイトのために、そして鵠沼高校サッカー部をずっと引っ張り続けている人のためにも勝つという思いが選手たちを一つにし、チーム力の向上となり、結果として勝ちに繋がったのだと思います。これから先、辛いことや困難なことが絶対にあると思います。そんな時はまず周りを見てみることがいいと思います。辛いのは自分一人ではなく、仲間たちも一緒です。励まし合い、みんなで乗り切れば大丈夫です。僕はいつも技術で負けている相手に勝つにはどうすればいいのかを考えてきました。僕はどんな時でも、どんな相手でも気持ちでは負けないように心がけていました。後輩たちにはこの意志を引き継いでもらいたい。新チームになり、目標設定をどうするのかは分かりませんが、口だけにならないように、「自分たちは設定した目標を達成するために日々の練習をやっていると」、誰に対しても胸を張って言えるようにして下さい。

僕は高校３年間鵠沼高校サッカー部でこのメンバーと出会い、共にサッカーが出来て本当に楽しかった。みんなもこのように思えるようになってほしい。ですが、そのためにはサッカーをするだけではなく、様々な困難を仲間たちと乗り越える必要があります。それと強くなるためには人の話をよく聞き、受け入れることは重要なことです。ぜひ先生方や仲間たちと力を合わせ助け合いながら一人の選手として、一人の人間として成長していって下さい。

★副部長　山口★
県で一番と言えるようなものを作ってほしい。小さな事でもいいから作って、それを武器にしてほしい。3年間部活を続けていれば必ず誇りに思うので、鵠上心を持って頑張ってください。

★杉山★　自分の長所を見つけることは大切。自分のやりたいポジションにつけなくても、絶対に全力でやってほしい。そしたら、必ず結果はついてきます。最後に、苦しい時こそ絶対に仲間を見てほしい。仲間の顔を見れば想像以上の力が出せる。

★下田★　　悔いが残らないようにやってほしい。すごく3年間はあっという間、だから一日一日の練習を大事にしてほしい。僕たちが経験できなかった関東予選を楽しんでほしい。

★向★　　自分は心が弱く、すぐに諦めていて、これって本当にもったいないことで、これから何があっても前を向く、これを大事にしていきたい。良いチームワークを築いてください。

★佐藤★　　部長、副部長、キャプテンの話をみんなで聞き、一人の選手が抱え込まないように協力してほしい。試合終了のホイッスルが鳴るまで全力でプレーして最後までボールを追ってほしい。

★泉沢★　　それぞれが思う「脱鵠沼」を達成してほしい。試合内容はどの試合も良い内容ではありませんでしたが、お互いの足りない部分を補い合い、助け合ったという点においては一次予選で一番上だと思います。

★山下★　　人の意見を素直に受け取り、自分に還元すること。人から言われた意見は割と的を射ている事が多く、自分には分からない欠点を言ってもらえてたり、かなり大事だと思う。

★今井田★　　部長、副部長の存在はいわばチームのエンジン。歴代の中でも一番だったと思う。そして、言い合える仲。プレーのことについて話し合っていた。お互いのことを知り尽くしていたと思う。

★杉本★　　自分の良い所、悪い所、チームのためにできることは何かをしっかり考えて過ごしてほしい。自分の長所と短所を理解することは自分の成長につながります。納得できるまで先生の話を聞いて自分なりの答えをプレーで見せてください。

★東山★　　みんなで最後まで諦めないで相手の嫌がるプレーをし続けたことは大きかった。後悔しないプレーを毎回やってほしい。